2025年4月– date –
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疎経活血湯(ツムラ53番):ソケイカッケツトウの効果、適応症
【疎経活血湯の効果・適応症】 疎経活血湯(53)は、関節痛・神経痛・筋肉痛など、筋骨格系の慢性的な痛みを和らげる漢方薬です。名前のとおり「経脈(けいみゃく)を疎通し、血を活性化する」作用があり、滞った血液や水分の流れを改善して痛みを取り除きま... -
薏苡仁湯(ツムラ52番):ヨクイニントウの効果、適応症
【薏苡仁湯の効果・適応症】 薏苡仁湯(52)(よくいにんとう)は、関節痛や筋肉痛を和らげる目的で処方される漢方薬です。特に関節が腫れて熱感を伴う痛みや、筋肉のこわばり・炎症を伴う痛みに効果があるとされています。漢方の考えでは、体内に「水(すい... -
潤腸湯(ツムラ51番):ジュンチョウトウの効果、適応症
【潤腸湯(51)の効果・適応症】 潤腸湯(51)は、その名のとおり「腸を潤す」ことで便通を促す漢方薬です。主に乾燥性の便秘に対して効果を発揮し、固くコロコロとした便を柔らかくして排便を促します。一般的な下剤のように腸を強く刺激するのではなく、水分... -
荊芥連翹湯(ツムラ50番):ケイガイレンギョウトウの効果、適応症
【荊芥連翹湯の効果・適応症】 荊芥連翹湯(50)は、慢性の炎症や化膿を鎮める漢方薬です。特に鼻や喉、皮膚の慢性的な炎症によく用いられ、膿(うみ)を持つ症状を改善する効果があります。適応となる主な疾患は、慢性鼻炎・副鼻腔炎(蓄膿症)、にきび(尋常... -
十全大補湯(ツムラ48番):ジュウゼンタイホトウの効果、適応症
【十全大補湯(48)の効果・適応症】 十全大補湯(48)(じゅうぜんたいほとう)は、全身の「気」と「血」を補う代表的な漢方薬です。「気」とは元気やエネルギーに相当し、「血」とは血液や栄養の巡りを指します。病気や手術の後などで体力が衰え、これら気血... -
釣藤散(ツムラ47番):チョウトウサンの効果、適応症
【釣藤散の効果・適応症】 釣藤散(47)は、慢性的な頭痛やめまい、肩こりなどを改善する効果が期待できる漢方薬です。特に中年以降で血圧が高めの方に生じる朝方の頭痛・頭重感や、ふと立ち上がったときのふらつき、耳鳴りなどによく用いられます。イライラ... -
七物降下湯(ツムラ46番):シチモツコウカトウの効果、適応症
【七物降下湯の効果、適応症】 七物降下湯(しちもつこうかとう)は、高血圧に伴うさまざまな不快症状を和らげるために用いられる漢方薬の一つです。「七物」とは文字通り7種類の生薬からなることを意味し、「降下」とは血圧を下降させる(血圧降下)作用... -
桂枝湯(ツムラ45番):ケイシトウの効果、適応症
【桂枝湯(45)の効果・適応症】 桂枝湯(けいしとう)は、古くから風邪の初期に用いられてきた漢方薬です。特に、体力が低下している方や高齢者など、いわゆる「虚証(きょしょう)」と呼ばれる病気を外へ追い出す力が弱い体質の人に向いています。発熱は主... -
六君子湯(ツムラ43番):リックンシトウの効果、適応症
【六君子湯の効果、適応症】 六君子湯(りっくんしとう)は、胃腸の不調、特に胃もたれや食欲不振に対して用いられる漢方薬のひとつです。弱った胃の働きを高め、消化機能を整える効果があり、食欲を改善して栄養の吸収を助けます。また、胃に停滞した余分... -
補中益気湯(ツムラ41番):ホチュウエッキトウの効果、適応症
【補中益気湯の効果、適応症】 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、体力や気力が低下した状態を立て直すために用いられる代表的な漢方薬のひとつです。その名の通り「中(内臓・消化器)を補い、気を益す」働きがあり、胃腸の機能を高めて栄養吸収を促す...