2025年3月– date –
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小青竜湯(ツムラ19番):ショウセイリュウトウの効果、適応症
【小青竜湯の効果・適応症】 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、ツムラ19番の漢方薬で、主に水のような鼻水や薄い水様痰を伴うせきなど、「水」が関与する症状に効果があります。体を内側から温めて水分代謝(いわゆる水はけ)を良くする働きがあり、鼻... -
桂枝加朮附湯(ツムラ18番):ケイシカジュツブトウの効果、適応症
【桂枝加朮附湯の効果、適応症】 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう、ツムラ18番)は、江戸時代の漢方医吉益東洞(よします とうどう)が創案した漢方薬です。体を内側から温めて血行を促し、痛みや炎症を和らげる効果があり、主に関節痛や神経痛の改善... -
五苓散(ツムラ17番):ゴレイサンの効果、適応症
【五苓散の効果、適応症】 五苓散(ごれいさん、ツムラ17番)は、体内の水分バランスを整える漢方薬です。「のどが渇くのに尿量が少ない」という症状がある場合に処方され、水分が体に滞って起こる様々な不調を改善するとされています。体力に関係なく幅広... -
半夏厚朴湯(ツムラ16番):ハンゲコウボクトウの効果、適応症
【半夏厚朴湯の効果・適応症】 半夏厚朴湯(16)(はんげこうぼくとう)は、ストレスや緊張による心身の不調をやわらげる伝統的な漢方薬です。特に「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれる喉に何か詰まったような異物感を改善する処方として古くから知られていま... -
黄連解毒湯(ツムラ15番):オウレンゲドクトウの効果、適応症
【黄連解毒湯の効果、適応症】 黄連解毒湯(おうれんげどくとう、ツムラ15番)は、体の「熱」を冷まし炎症や興奮を鎮める効果を持つ漢方薬です。比較的体力があり、のぼせぎみで顔色が赤く、イライラして落ち着かない傾向の方に用いられます。体内の余分な... -
半夏瀉心湯(ツムラ14番):ハンゲシャシントウの効果、適応症
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう、ツムラ14番)は、胃腸の不調全般に効果を発揮する漢方薬です。とくにみぞおちのつかえ感(上腹部のつっぱり)やお腹のゴロゴロと鳴る症状、吐き気・嘔吐、食欲不振、そして軟便・下痢傾向を伴う場合によく用いられます。... -
柴胡加竜骨牡蛎湯(ツムラ12番):サイコカリュウコツボレイトウの効果、適応症
【柴胡加竜骨牡蛎湯の効果、適応症】 柴胡加竜骨牡蛎湯(12)は、ストレスや不安による精神症状を鎮め、体の緊張を緩める効果のある漢方薬です。名前に含まれる「柴胡(さいこ)」はストレスで乱れた気を整え、「竜骨(りゅうこつ)」「牡蛎(ぼれい)」とい... -
柴胡桂枝乾姜湯(ツムラ11番):サイコケイシカンキョウトウの効果、適応症
【柴胡桂枝乾姜湯(ツムラ11)の効果、適応症】 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)は、漢方古典『傷寒論』由来の処方です。体力が乏しく、冷え症で貧血気味、動悸や息切れを起こしやすく神経過敏な方によく用いられます。具体的な適応症は、更... -
柴胡桂枝湯(ツムラ10番):サイコケイシトウの効果、適応症
【柴胡桂枝湯の効果、適応症】 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)は、漢方の古典である『傷寒論』『金匱要略』に由来する処方で、ツムラの漢方製剤番号では10番に該当します。長引く風邪や胃腸炎を伴う風邪で体力が消耗した状態によく用いられ、寒気と発熱を... -
小柴胡湯(ツムラ9番):ショウサイコトウの効果、適応症
【小柴胡湯(9)の効果・適応症】 小柴胡湯(9)は漢方の少陽病に属する代表的な処方で、体力中等度の方に用いられます。特徴的な症状は、胸や脇腹が張る胸脇苦満、食欲不振、口中の苦み、微熱や吐き気など。これらの症状を伴う場合に炎症を和らげ体調を整える...
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